一般的に男性は女性よりも体臭が強いと言われています。ある調査によると、日本人男性の約9割が、日常的にまわりの人たちに迷惑をかける「レベル3(中程度の汗臭さ)」以上の体臭があるそうです。
男性の体が汗臭いというのは、野性的で逞しい男性のイメージと感じるかもしれませんが、これは男性が勝手に思っているだけで、本当は他の人にとっては迷惑な臭いなのかもしれません。
では、どうして男性の体は女性に比べて汗臭さを感じさせてしまうのでしょうか?
実際に、それにはいくつ理由があるのです。
皮脂の分泌が過剰
わたしたちの体は、皮膚の水分バランスを調整するために毛穴から皮脂を分泌しています。
男性は女性に比べてこの皮脂の分泌が過剰に行われるので、毛穴に詰まった余分な皮脂が酸化してイヤな臭いを発生させることが多いのです。
たしかに、男性の方が臭い印象がありますね・・・。
加齢臭によるもの
よく「オヤジ臭」と言う別名で呼ばれることがあるのが、中高年男性に多い加齢臭です。
これは年齢を重ねて免疫力が低下したり、高血圧や肝臓の働きが低下したことが原因で、体内で分解しきれなかったアンモニアのツーンとした臭いが汗に交じっているものです。
男女問わず加齢臭は発生するのですが、やはり女性の方が自身のニオイに気を使っている場合が多いです。
生活リズムの乱れ
男性は仕事の都合で深夜遅くに帰宅することが多くなったり、仕事のストレスで慢性的な睡眠不足になることがあります。
このような不規則な生活を送っていると、体のリズムが乱れ体調を崩してしまうだけでなく、ニオイの強い汗をかいてワイシャツの襟や頭皮から汗臭さを感じるようになります。
もちろん、体から汗臭いニオイがすることは、男性だけでなく女性の場合も起こることです。
まとめ
前述の通り、女性の場合は制汗スプレーやデオドラントソープなどを使用して、体臭ケアをきちんと行っている人が多いのに対して、男性は自分の体臭にそれほど関心を持っていない人が多いです。
これらの理由から、「男性は汗臭い」というイメージを持たれてしまっているようです。