彼岸の日の墓参りはいつすればいいの?

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく聞く言葉ですね。また、彼岸と言うと、「おはぎ」や「ぼたもち」でモメたりするのも風物詩。でも、結局、お彼岸って何だかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。また、お彼岸に先祖を供養するというのは、後付けの行事ってご存知でしたか。

お彼岸とは、季節の変わり目である「春分の日」と「秋分の日」のことを言いますね。その日は、昼と夜の長さが同じで何と気温も同じ。暦どおりにいくと、春分の日以降は、日が長くなり、豊かな作物が期待出来、秋分の日の頃には豊作が喜ばれているリズムになりますよ。

日本ではこれらのリズムがしっかり来る事を祈願したり、豊作のお礼をしたりというお祭りなどの行事が多々あります。そして、先祖を敬う風習のある日本では、これらの行事の際に「お墓参り」も習慣化されていきました。五穀豊穣を祝う事と先祖供養が結びつき、いつしかお彼岸に墓参りが定着したというわけです。

また、春分の日や秋分の日は何月何日と決まっているわけではなく、太陽の動きによって決められます。前年の2月1日に「暦要項(れきようこう)」が官報に掲載されて初めて分かるので、何かの行事を行おうとしても予定をたてるのが難しい事も・・・。

では、お彼岸の日の墓参りをするにはどのタイミング良いのでしょうか。そして何をすれば良いのでしょうか。詳しくご紹介したいと思います。


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彼岸の日の墓参りはいつすればいいのか

春分の日と秋分の日を中日にして、前後3日間を合わせた7日間を「お彼岸」と呼びます。これは仏教の世界の「六波羅蜜」という6つの修行の考え方からきています。波羅蜜とは彼岸に至るという意味がありますよ。

6つの修行とは

1. 布施(ふせ)見返りを求めないほどこし
2. 持戒(じかい)自らを戒める
3. 認辱(にんにく)耐え忍ぶこと
4. 精進(しょうじん)誠心誠意を尽くすこと
5. 座禅(ざぜん)第三者の立場で自分自身を見つめること
6. 智彗(ちえ)偏らない智慧を持つこと

この6つの修行を彼岸の日の6日間で1日に1つずつ行い、残りの1日が「先祖を敬う日」とされてきました。

彼岸の墓参りはこうした「自らを律する」行為の中の一日ですが、現在では法要などとはあまり関係なく、春は「自然をたたえ、生物を慈しむ」日、「秋分の日」は、「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」日として、国民の祝日に定められています。

そのため、それぞれの日の前後で都合の良い日に、お墓を綺麗にしてあげたり、供物を添えたり、故人を偲んだり、故人を通じて通じ合えている仲間と過ごしてみたりするといいですね。


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彼岸の日の意味

仏教では「あの世(彼岸)」は西に、「この世(此岸)」は東にあると考えられており、太陽が真東から昇り、真西に沈む為、「春分の日」と「秋分の日」は、最も彼岸に近くなる日と考えられていました。

仏教の世界では、彼岸(極楽)に行くには修行が必要とされている為、真西に沈む太陽を見ながら彼岸を思い描く修行は、大切な修行の一つでした。これが今、私たちが行っているような「お彼岸」の発祥と言われています。

また、日を分けると書く「春分」や「秋分」の日に、五穀豊穣をお祝い、祈る行事をしていたことから、日に願うと書く「日願」が「彼岸」と通じたという考え方もありますよ。

まとめ

お彼岸に先祖を供養する時は、今一度自分たちの過ごしている様子を見つめなおす機会にするといいでしょう。私たちは先祖によって生を受け、自然界によって生かされています。

それらに感謝の気持ちを持つと、自然とお墓参りをしたり、墓石を綺麗にしたくなる気分になるのではないでしょうか。それが彼岸のお墓参りですね。



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