お中元のお返しの時ののしの書き方とは

社会人としての地位や立場が上がると、お中元を頂く機会も増えますね。お中元とは、中国の道教から日本に伝来した風習の一つにその起源があります。贖罪の神である中元の誕生日7月15日にお供えをして誕生日を祝い、人々は自分の罪が償われる事を祈り、先祖の罪が償われる事を祈りました。この時期を境にお中元の文化が生まれています。

関東では6月下旬から7月中旬まで、関西では7月中旬から8月中旬までにお中元の品を贈るものとなっていますが、最近は贈る時期はどんどん早くなっており、関東も関西も7月初旬に贈られてくる事が多いかもしれません。

うかうかしていたら先にお中元が届いてしまったり、こちらが贈っていない相手から贈られて来た場合には、お返しに困りますね。そんな時はのし(熨斗)には何と書いたらいいのでしょう。お中元の品が自宅に届いた時、どんなお返しをするのが良いのか、その際ののし(熨斗)についてご紹介したいと思います。


スポンサードリンク

のし(熨斗)とはなにか

お中元に限らずデパートなどで「のしはいかがいたしますか?」と尋ねられる事がありますね。のしとは熨斗と書きますが「のされる」とか「のす」という意味があります。「のされる」とは「やられた」とか「勢いに押された」というような意味があり、「麺棒でのす」というように「伸びる」というような意味もあります。

古来の日本では生物が奉納されていました。特に魚や肉など。なかでもアワビは不老長寿の薬としてお祝いの時にはよく用いられていたんです。しかし生ものの奉納だと、腐ったりコストがかかってしまう為、例えば米などの腐らないものになったり、馬は絵馬に、アワビはのして干したものになります。この干しアワビがのし(熨斗)の語源なのです。

つまり、デパートなどで「のし(熨斗)はいかがいたしますか?」と聞かれた場合、「アワビはどうしますか?」と聞かれているのですね。はい。冗談です。

現在の熨斗(のし)、は「のした干しアワビ」が紅白の色紙で巻かれた絵、熨斗紙の右上に描かれているひし形の黄色い細長い物が紅白の色紙に巻かれている絵の事を指します。生もの以外の物を贈る時には、この絵が入った熨斗紙を利用して下さいね。

また、デパートなどの方も「のしはどうしますか?」と聞くのはわざわざ絵の事を尋ねているではなく、熨斗紙を付けるか?つけるなら外熨斗か内熨斗か?を尋ねていますよ。


スポンサードリンク

お中元のお返しにつけるのしの書き方

お中元のお返しにつけるのし紙は、花結びのお祝いの用のものを用います。お返しだろうとお中元の時期に贈るのであれば、水引の中央上の部分に「お中元」もしくは「御中元」と筆などで書き入れるのがいいですね。結び目の下にフルネームで自身の名前を書き入れましょう。

お中元の時期を逃してしまって返礼をする場合には「お礼」「御礼」と書くようにして下さい。

結び目の下に書く名前ですが、目下の方に贈る場合はフルネームではなく、苗字だけでもいいですね。連名の場合は3名まで。会社名を入れる場合は名前の右側に名前よりも小さく書きます。全て楷書体で書くのが基本ですよ。ボールペンや鉛筆は使用を控えて下さいね。

まとめ

お中元の起源は大昔にさかのぼり、そして現在まで続いた風習ですが、その方法はすでに昔のスタイルではありませんね。

しかし、このお中元の時期に「誰かに何かを贈る」という事が現在まで続いている理由は、「こんなに暑いと身体がしんどくなりますよね。どうぞ精力つけて夏を乗り切って下さいね」と相手を慮り、夏の行事であるお盆などを無事に執り行えるようにという心遣いの精神が根底にあるからに他なりません。

形式に捕らわれず、この時期に相手を慮る気持ちをもって、贈り、贈られる事こそがお中元。労わってくれた相手に感謝の気持ちをこめてお礼をするといいですね。



スポンサードリンク