カシミヤとウールってなにが違うの?

そろそろ冬支度。今年は何色のセーターを買おうか・・・。素材によってもその発色が異なる楽しみがありますね。カシミヤと言えば高級なイメージ。お値段も高めなような気がします。ウールと聞くと安い?いやいや100%ウールの高級素材もあるような・・・。

そして同じような値段だった時、カシミヤを選ぶべきかウール素材のものを選ぶべきなのか。毛糸の商品の値段の違いはデザインや色だけではありません。その性能、機能によっての違いがお値段にも反映しているのです。

カシミヤとウールの違いについてご紹介したいと思います。インナーではなく、アウターだからこそ、拘りたい一品!その違いについて知れば選択肢の幅が広がるはずです。


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カシミヤとウールの原料とは

カシミヤは「カシミヤヤギ」から取れる産毛を使った毛織物。ウールは「ヒツジ」から取れる毛の毛織物。アルパカやラクダの毛を指す事もありますが、基本的にはヒツジの毛の毛織物の事をウールと言います。

カシミヤはインドのカシミール地方の名前に由来していますが、カシミヤヤギはインドの他、中国や内モンゴル、外モンゴル、イランなどにも生息しています。冬になるとマイナス20度から30度になるこれらの土地に生息するカシミヤヤギは、短い夏の間に栄養分をタップリ吸収し、越冬の為に細く長く、柔らかく、そして厳冬に耐えられる暖かい産毛を身にまとうのです。

その産毛を刈り取り、原料として作られるのがカシミヤです。保温性に優れ、温かく、そして山岳を闊歩出来るカシミヤヤギの毛は軽いのです。また、染色しない、ナチュラルカラーのままでも十分な風合いがあるのも特徴です。

ヤギは漢字で山羊と書きますが、漢字で羊と書くヒツジは山岳には登れません。平坦な場所に生息しています。ヒツジの毛は寒い冬を越した後の春ごろ、暑くなる前に抜け落ちる前に刈り取りするのが主流。

一頭から取れる毛でジャケット1枚分くらいの毛が取れます。また、羊肉は宗教的タブーが無い為、食肉としての販売が可能なので収入の安定にもつながる為、家畜としての価値が高いのも特徴です。


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カシミヤとウールのメリットデメリット

カシミヤはウールよりも光沢があり、柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。また、カシミヤは一本の糸は細く、とても弱いのも特徴。カシミヤの1本の太さは約14ミクロン。ウールは約20ミクロンからそれ以上ですので、カシミヤがいかに細いかがおわかりいただけるでしょう。

一本の糸が細く滑らかであるほど、その糸で織られた製品はソフトになる反面、高級品となり、お値段も高めになります。つまり、糸の違いからすでにカシミヤとウールには値段の差がある。という事になるのです。

保温性や機能面ではどうでしょう。こればかりは一概にカシミヤが良くてウールが劣ると言えない悲しい面があります。

カシミヤヤギはインドや中国に生息していますが良いカシミヤ製品はスコットランドやイタリアで手に入ります。羊のイメージの強いオーストラリアやニュージーランドのウールはカシミヤに負けず劣らずの高級品があります。つまり、毛糸の生産地や製品になるまでの過程によって差があるという事です。

毛の性質による明らかなデメリットとして、カシミヤは良い物ほどお手入れは十分注意する必要があるという事かもしれません。ウールは自宅での手洗いも可能ですね。

まとめ

ウール製品を買うかカシミヤ製品を買うか迷った時、その風合いや色、用途で選ぶのが一番のおすすめです。

カシミヤ製品に負けず劣らずの風合いがウール製品にあるならば、恐らく化学合成繊維が含まれているでしょう。しかしそれでカシミヤ風であり、お手入れが楽ならば普段使いの一品としてそれもあり。

カシミヤ製品は、心と懐に余裕がある時の逸品として手に入れて下さいね。そしてお手入れを忘れずに。



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