これからはわっぱのお弁当箱!?そのメリットは?

「わっぱのお弁当箱」をご存知でしょうか。「わっぱ」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれません。「わっぱ」の「わ」は「輪」の「わ」です。

かつてのマタギ(木こり)は、ヒノキなどを薄い板状にしたものを円形に曲げて、入れ物を作っていました。その作られた物を「わっぱ」と呼んでいたのですが、その「わっぱ」にご飯を入れて持ち歩くようになり、やがて「わっぱ」は「弁当箱」をさすようになったのです。

木を曲げて丸い容器を作るのは、日本のみならず世界共通だったようで、アフリカやフランスの骨とう品の中にも「わっぱ」がありますよ。

最近のお弁当箱はステンレスやプラスチック、ポリプロピレンなどで作られている物が量販されていますが、「わっぱのお弁当箱」も最近は注目され販売されています。青森や秋田県はその産地として有名ですね。

先人から受け継がれた技法が施された「わっぱのお弁当箱」には、現代の物にはない魅力があります。それらの魅力を少しご紹介していきたいと思います。


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わっぱ弁当箱とは

わっぱ弁当箱は天然木材で作られています。素材はスギの木が多いですね。味噌樽や醤油樽などもスギの木で作られており、スギの木は保存という機能面では優秀です。

漆やウレタンで塗装された見事な色合いのものや、白木、つまり何も塗装されていない無垢な素材のものがあります。白木の物の方が多く出回っています。

「わっぱ」のお弁当箱という名前なのですが、四角のものもありますよ。職人の技ですね。素材が良い、もしくは職人の手がほどこされているものほど、お値段は高くなっていきます。高いものだと7000円前後しますが外国産の安いものだと1000円台で売られています。

わっぱ弁当箱は、スギの木などを薄く板状にしたものを桜の木の皮で留め、底と側面が接着剤でくっついています。この接着剤の進化は、わっぱ弁当箱の進化・発展にもつながっています。昔はご飯粒でつくった糊で留めていたから、壊れやすかったのです。


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わっぱ弁当箱のメリット

わっぱ弁当の良い所は、天然木を利用している為、通気性が良く、なんと言ってもご飯が美味しくなるという事です。木は呼吸をし、湿度を保ってくれるので、中のご飯が美味しいまま保たれるのです。

また、スギには殺菌作用がある為、中のものが腐りにくくなります。そしてスギやヒノキの柔らかい香りによって食欲がそそられますね。

もちろん漆塗りのわっぱ弁当箱も、漆の効果で殺菌効果が期待できます。ただし、白木のお弁当箱は、使用後すぐに洗わないとカビが生えてきてしまいますので、すぐに洗い、乾拭きして、風通しの良いところでしっかり乾かす必要があります。

漆でコーティングされたお弁当箱は、白木よりもカビが生えにくく、洗剤を使って洗っても大丈夫なので、白木に比べてお手入れが簡単です。しかし、通気性は白木に比べて劣ります。

ウレタン塗装のものは、見た目がわっぱ弁当箱でも白木や漆のそれとは異なり、木が呼吸をし、保つ素材の良さはあまり期待が出来ません。しかし、最もお手入れが簡単です。わっぱ弁当箱の雰囲気の良さは味わえますね。

まとめ

プラスチックやアルミなどの素材が簡単に手に入るようになり、昔ながらの素材を大切にして食事を運ぶ手段だったわっぱ弁当箱などは、時代と共にすたれていってしまいました。

しかしそこで失われたものは食物本来の呼吸する力や香りです。わっぱ弁当箱の中で経過したおにぎりやおかずは、水分量が適度に保たれ、冷めても美味しいのです。密閉容器の中で過ごしたおにぎりやおかずとは一味も二味も違いますよ。

美味しい食材を体の中に取り入れ、素敵な健康生活を送るのはいかがでしょうか。



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