お中元は経費でおちる?科目はどうすればいいのか

お中元の季節がやってきました。お中元の準備で忙しくなりますね。今年は企業名入りのタオルや団扇でも作ろうかしら?いやいやそれぞれの社風にあったそれぞれの品を選んで贈った方がいいかな?相手に何かを贈るという事には悩みがつきません。

しかし、元手があってこその贈物。経理上の処理がどうなるのかでその予算も決まってくるというもの。交際費なら¥5000以下?広告宣伝費になるなら・・・広告?予め知った相手に贈るものが宣伝にあたるのかしら?会議費・・・?打ち合わせすると言えばするかも。なんだか分からなくなってしまいますね。

ええーい!ままよ!ととりあえずデパートでお中元を買って、領収証をもらってきたら、経理から「社長!これじゃ経費で落ちません!」なんて言われてしまってはトホホです。

お中元の税務上の立ち位置を理解して、気持ちよく準備をし、相手との関係も良好に運べる為のお手伝い致します。一緒にこの夏を乗り切りましょう!


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お中元の立ち位置

お中元とは、そもそも「道教」という中国の宗教の一つに由来します。道教では上元、中元、下元の神が、1年間を3分割して3人がそれぞれを担当し、それぞれの担当が始まる日を生誕の日として祝う行事がありました。

中元の誕生日は7月15日。中元は贖罪の神とされ、中元の誕生日を祝う時には物を供える事でその罪が許されたのです。現生に生きる人は己の罪を、そして祖先の罪を許してもらおうとお供え物をして祈りました。道教が日本に伝わると、中元の行事がちょうど盂蘭盆会(祖先の冥福を祈る行事)や豊作祈願の行事、陰暦八月朔日などと時期が重なっている事もあり、一つの行事として定着します。

この時期の行事の為に、本家などへお供え物の為の物を贈る、自分が遠くて出来ない代わりに物だけ贈る習慣があった事などから現在のお中元の形が作られました。つまり、贈られる側が目上。贈る者が目下という事になります。

しかし現在は夏のご挨拶の一つとしてお中元の立ち位置があります。つまり、お互いの関係性を良好に保つ為の手段の一つということですね。取引先とはうまくやって“なんぼ”。お中元も儀礼的な素気無いものではなく相手を慮った逸品を選びたいものです。そう、お中元は贈物。つまり、贈答品。お中元は贈答品という立ち位置なのです。


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お中元を経費で落とす時の勘定科目とは

贈答品であるお中元を経費で落とす時は、何の科目に分類するのでしょうか。交際費?広告宣伝費?答えは『交際費』です。

税務上『交際費』とは、「法人がその得意先、仕入先その他事業に関係ある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するものをいう」と定義されています。

¥5000以下だと交際費にならないのでは?という考えが巡りますが、お中元は「飲食」ではなく「贈答」の為、¥5000の基準は対象外となりますよ。

交際費は資本金の少ない中小企業の場合、損金処理する事ができます。また、企業規模の大小に関わらず、お中元を広く一般的に配布する社名入りなどのグッズ(うちわ、手帳、扇子など)を作って方々に配布するとなると「広告宣伝費」に分類にされ、損金算入することもできますよ。

まとめ

関東では7月15日よりも前、関西では7月15日からと地方によってお中元の時期が異なりますが、「さて、あちらさんはどっちなのかな?」と迷っている間にお中元商戦に乗り遅れてしまうかもしれません。

お中元商戦は5月後半からスタートしてしまいます!最近は贈る時期は遅いよりも早い方が良いという傾向にありますので、商戦開始と同時にお中元の準備は始めた方が良さそうですね。その際、領収証はお中元のお品代と分かるように記載してもらって下さいね。



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